本質や正論を追いかけるほどビジネスにはならない件
先日20代男性とのビジネスやネットインフラに関する議論をする中で感じたことがひとつ。
ビジネスで本質や正論を追いかけても必ず数字に結びつくとは言い切れないということ。
例えばファッション。
自分のファッションに自信のない、特別リッチではではない一般的なフツーの男性が、スタイリストをつけ、おしゃれにコーディネートしてもらうというビジネスがあったとします。
そのサービスを利用した男性は自信をつけ、「自分はイケてる」と思い込んで胸を張って街を闊歩する。
男性のとりあえずのゴールを「女性にモテること」と設定した場合、イケてると思い込むことで身から出るポジティブなエネルギーであらゆることがうまく行きそうな気になるし実際にうまくいくかも知れない。
そのファッションがおしゃれかどうかは周りが判断し、人それぞれの主観に委ねられ、おっしゃれ〜って思う人、なんとも思わない人、逆にダサいと思う人など様々な意見が出ることでしょう。けど、本人はイケてると思いこんでいるという事実がそこにはあります。
もしスタイリストにコーディネートしてもらうことなく今まで通りだとしても、周辺の自分に対する意見は様々でしょう。多少は変化があっても周りの反応は大きく変わらないはずです。
つまり、コーディネートしてもらったという根拠をもつことで「自信」を手に入れたというだけ。実際におしゃれかどうかは別の議論になります。
お金をかけてコーディネートしてもらって自信を得たということですが、思い込むための根拠をお金で手に入れただけ。
多くの人は明確な根拠があることでポジティブな思い込みができるし逆もある。
反対に根拠がなくても常にポジティブなプラス思考君もいますが多くはない。
何が言いたいのかというと、最終ゴールの「女性にモテる」に主眼をおいた場合、はたしてこの男性はイケてるのか?
必死に外側を輝かせるためにお金をかける男性って女性ウケするでしょうか?
ではこの男性の本質的なものを変え、リアルにモテル男になるためには何をするべきかという議論になります。
まずはメンタルからとか収入を上げるとか…
そうなると「ファッションスタイリスト」というビジネスからかけ離れてしまいます。
これ、ヅラや増毛でも同様のことが言えます。
ハゲた男性がヅラかぶったり毛を植える行為はダサいに決まってます。
しかし、男性はその根拠により自信をつけるわけです。
ヅラは本質的な部分の解決ではなく、一時しのぎの根拠というだけ。
しかし、アデランスなどのアンチ「ハゲ」業界はビジネスとして成立しているし潤っているという現実があります。
この世のサービスってほとんどが本質的に触れることなく、目の前の表層的な問題を解消するものが多いのでは?と思います。
本質、正論や正義って知ることは大切ですが、追いかけるものではないと。
けど、人って本質や正論や正義を理屈で追いかけたくなる生き物。
YouTubeってこうあるべき❗
普通はビジネスってこうでしょ❓
オトナって…
女って…
おっさんって…
あまり物事を深く考えず、適度な鈍感力をもち、常日頃グレーゾーンで心地よく生きれてる人って幸せだなぁ〜って思うことが多い。
物事の白黒ってあまり深追いしないことの方がいいことあるよね〜ってお話♬
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