レンタル料について沈思黙考
卒業おっさんアルトオモイマスこと、天津木村さんが、いよいよ独立してレンタルおっさん活動を始めたときのこと。
同じ独立系レンタルおっさん仲間として、以下のサイトをリゴローが作って運営サポートしていた。↓
プライスは1時間8,888円、金額の根拠は「ハハハハ!」だ(笑
おそらくおっさんレンタルを知る多くの人が、この8,888円という金額に疑問や違和感を感じるでしょう。
果たして、この金額は妥当なのか? と。
リゴロー的には
「わからん」
が答え。
言いかえれば、
「8,888円も10,000円も大差ない」
であり、1,000円と比較するから気持ち悪くなるだけ、と。
そもそもモノやサービスに提示される金額(お金)は、売り手がその価値を示すためのもっともわかりやすい指標の一つであり、決済(取引)を行う上で効率の良いツール。
高かろう良かろうなのか?安かろう悪かろうなのか?
良いとは?悪いとは?
高いとは?安いとは?
モノやコトの価値はそれを享受する者が納得できるかどうか、そして、例えば希少性などの付加価値を加味した上で、高い、安いと判断し、利用するか否かを決定する。それは個々の価値観で片付いてしまう。
つまり、妥当性云々考えることがナンセンスということになる。
本業で高級な北欧家具を取り扱ってたので、よく価値観で議論になった。
木でできた4本脚の椅子が1脚100万円したりする。イケアに行けば同じ機能の椅子が5,000円以内で買える。同じ北欧家具で、人が座れる機能を持つ4本脚の木製の椅子。同じ椅子でも素材や耐久性やデザインは違ってくるし、僅かな機能性の違い(重さや座り心地etc…)もある。にしても価格差の桁が違いすぎる。
しかし、「モノ」には製造コスト以外にその背景にある歴史やストーリー、デザイナーや職人の魂みたいなものなど…の「コト」を含んでいる。その価値を理解した上で買うかどうかを判断するわけで。(買えるかどうかはまた別問題)
時に、実は、モノが買う人を選んでいるように見えることもあるのです。
また、特に日本人は機能至上主義だったりする。
いい椅子、高い椅子なんだから当然座り心地いいんでしょ?
とか、
え?高級外車なのに、こんなにプリミティブなの?
とか💦
また、
こういう意見もよく耳にします。
1,000円のおっさんなんか絶対に借りない!
だって1,000円でしょ?
10,000円だったら興味あるかも。
と、価格からの判断をする人も意外に多いのが面白い。
また、また節税対策などの経済活動の一環で敢えて高額なものを選ぶ人もいる。
で、おっさんレンタルに戻しますが、
おっさんレンタルが1,000円で始まってしまったが故、いつの間にか1,000円がデファクトスタンダードになってしまっているだけで、もしおっさんレンタル創業者の西本さんが500円でスタートしてたとしたら、1,000円にするおっさんが現れたら人々は高いだとか何とか喧喧諤諤するに違いない。
借りる側、借りられる側、双方が納得することで初めてその商取引がコンプリートするんだから、どうぞお好きなようにというのがリゴローの本音。顧客満足度はまた別のところにあるので。
アルトオモイマスさんは、天津木村として著名人であるがゆえ、独立して単価8,888円に踏み切っても何ら問題なしと思われます。
本人にしてみればオーダーがなくても面白いし殺到しても面白い、どう転んでもオイシイのだ。

と、アルトオモイマスさんに聞いてみた。
半年に1件くらいかなぁ……。けど、それくらいで全然いいんです。皆さんが思われてるほどヒマでもないので💦
いやいや、月1件以上は絶対に入ルトオモイマス。
おっさんレンタル時代に年間60人(おひとり様1回限りの一期一会スタイル)にレンタルされたうち、1/10くらいの利用者に「10,000円でも借りてたとオモイマス」と言われたそうです。オーダー数が1/10になっても金額が10倍ならトントン。
このブログのタイトル、「沈思黙考」、木村さんにサクッと吟じられそうですが、同じ独立系レンタルおっさんとして、5年ほど活動してきたが、2022年、木村さんはおっさんレンタルをやめてしまいました。同時にアルトオモイマス(arutoomoimasu.com)サイトも閉鎖。
今は東京から岩手に家族共々移住し、YouTubeも頑張っていらっしゃる♫
(移住系、アウトドア系と、わりとジャンルもかぶってるw)
天津木村のてんきむちゃんねる
https://www.youtube.com/channel/UCNVfCi9rkBputOvkRo66fiQ/videos
今リゴローは長野に向かう新幹線に乗ってこの記事を書いてます。普通指定席で。グリーン車でも、グランクラスでもない。同じ長野に行くのに、同じ到着時間。どうせ空いてるだろうし車中では集中して仕事するので、という価値観で利用してる。
けど、グリーン車やグランクラスを利用している人もいる。それぞれの利用者の価値観を憶測で考え、語り合ってもあまり意味なくね? というお話でした。
ただ、この北陸新幹線に乗る時にひとつだけ、「こだわり」たいことがあった。
どうしても、
✨「かがやき」✨
という車両にしたかった……。
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